相談しよう。介護の入り口
一言で介護と言ってもその入り口をわかる人は少ないと思います。
私達のような介護の仕事に携わる人間でも介護が必要になる入り口を明確に判断するのは難しいと思っております。
介護が必要だとわかりやすい事例も勿論あります。
例えば事故などで骨折をしてしまい一人で生活が困難になってしまったり、病気の後遺症により麻痺が残ってしまったりするケース等、視覚情報で判断出来る場合は病院などでそのまま相談する事ができますし、リハビリテーションのプロもいますからアドバイスも受けやすいですし通院などのアフターフォローも迅速に行われます。
これは年齢に関係なく老若男女様々に介護が必要になる事例です。
脱線しますが介護=老人のみという考えは色々違ってきます。
そもそも介護とは障害者、高齢者、病人などの生活支援、日常のお世話を定義します。
しかし日本の介護保険の使用には基本的に65歳以上と決まっていますが
特定疾患がある場合は40歳から介護保険を使うことが出来るのです。
特定疾患の詳しい解説はまた後日行います。
では、介護が必要だとわかりにくい事例とは?
簡単に言えば一見普通な人って事になります。
はい、何を言ってるかわかりませんよね。
説明すると普通な人ほど介護が必要か否かわからないんです。
例えば何度も同じ事を聞いてきたり、初めて聞いたリアクションをしたり
食事をしたことを覚えてない事、過度の物忘れ、尿意、便意を感じずに失禁したり等
入り口のパターンは千差万別です。
すでに家にある物を無駄に買い足したり、目的の物を買い忘れたりもチェックが必要かもしれません。
つまり一見普通でもその人とある程度付き合う人と、ずっと一緒にいる家族では感じ方は異なりますし印象もかわるでしょう。まして自分の親なら思うところがあるでしょう。
今までの生活で何か変。何か変わったと思うなら近くの包括支援センターに聞いてみて下さい。色々相談に乗りますし他愛のない話しも聴きます。
あなたの気づきが介護の入り口かも知れません。
相談して損はありませんので気軽に包括支援センターをお訪ね下さい