自宅で介護のまえに知っててほしい事。その3
皆さんこんにちは。今回で
「介護のまえに知っててほしい事」の3回目です。
テーマは受け入れる事
これは本当に1番難しい事です。ですが、とても大切な事なんです。
結論をいきなり言うとこうです。
【子供の頃に見ていた何でも出来る大好きな親が
老いて出来ることが減ってしまった時に
あなたは受け入れる事が出来ますか?】
正直に言って私自身すぐには受け入れられません。
子供の頃に見た元気で頼りになってくれた親の弱った姿なんて想像したくないですし、
なんで?どうして?という思いが強くなるでしょう。
ですがそれを乗り越えないと介護は負のスパイラルになってしまいます。
介護対象者の認知機能、運動機能、日常生活動作【ADL】の低下を受け入れる事が
出来なければショックをうけ、戸惑い、悲しみ、だんだんそれが怒りに変わってきてしまうと大声で怒鳴ってしまったり、したくもない暴力などの虐待に繋がってしまい、さらに酷い事をしてしまったという自己嫌悪に陥ってしまう事もあるのです。
受け入れる事ができず虐待になり最期に殺めてしまう。
全世界そうなってほしくないからこそ受け入れる事を知ってほしいのです。
排泄を失敗してもしたくて失敗した訳じゃない。私達もお腹の調子が悪い時もある。
日付、曜日がわからない。何度きかれてもいいじゃない。答えるのに手間はない。
食事介助が上手くいかない。何十年前逆の立場で両親は辛抱強く頑張ってくれた。
だんだん出来る事が少なくなってしまうの仕方がない事です。
本当に1番難しい事が受け入れる事ですから難しいならまず
・完璧を追求しないこと。
・一人で頑張らない事
この二つを意識してください。
受け入れられないならまず完璧を追求せず、他の人に相談してください。
身内に言いづらいならプロの他人を頼ってください。
あなたは一人じゃない。立ち止まって周りを見れば絶対に助けてくれる人はいます。
少なくともこのブログを見てくれたあなたの何らかの助けに私がなりたい。
介護には正解があるのか?私はないと思っております。
だからこそいろんな人の意見や考えを取捨選択していく必要があると思います。
介護の仕方は様々ですが三つの事はどこか片隅にでも覚えていてほしいです。
ではまた次回。(^_^)