介護福祉士の日常と料理(旧・介護や食育の参考ブログ)

初めての介護での不安や悩み、そして食育を通じて生活の質を高める為に参考に使って頂きたいです。

自宅で介護のまえに知っててほしい事。その1

皆さんこんにちは。

これから自宅で介護などを人には頭の片隅にでも入れておいてほしい事があります。

それは、

・完璧を追求しない事

・一人で頑張らない事

・受け入れるという事

 

とりあえずこの3つは知っててほしいのです。

 

今回は完璧を追求しない事。についてお話しします。

自宅で介護する方がよく口にされる言葉が

「全然うまく出来ないし、思っていたようにならない」

「全部に時間をとられて何も出来ない」

など様々です。

 

それは完璧な介護を目指しているからです。

自宅で行う介護はまさに生活そのものです。

そして自宅の生活において完璧などあるのでしょうか?

食事の介助は完食させないといけない、排泄の介助も汚してはいけない。

入浴も全部介助者が身体を洗わないといけない。

着替えもすべてしないといけない。

 

そんな事はありません!

 

介護が必要ない一般的な人だって

食欲がないときだってありますし、便器だって汚します!

お風呂の時も背中に洗い残しがあるかもしれないし

着替えだってボタンのかけ間違い、表裏が逆、パンツのファスナー全開なんて

電車に乗ってたり、外を歩いていたら一日の間によく見かけます。

 

私もファスナー全開とか(^_^;)意外と気付かないものです。(笑)

 

話しが脱線しましたが一般人でも完璧に生活が出来ていないのですから

完璧に自宅で介護をしようとしたらとても大変ですし、

資格を持っている私でも出来ないと思います。

 

完璧な介護が出来なくてもそれは介護者が悪いわけではありません!

 

そもそも介護に完璧なんてありませんし、人それぞれ生活スタイルがちがうので

正解がありません。

 

その中で考えて、行動して、失敗して、改善して、また行動してを

繰り返していきます。

 

完璧を追求して、上手くいかなくて、自己嫌悪になって、相手にあたってしまう。

これが本当の負のスパイラルになってしまいます。

 

介護に疲れて自分の生活がメチャクチャ!

こんなハズじゃないのに!

そうなる前に気付いてほしい事は鏡をみた時のあなたの顔

怖くないですか?イライラしてませんか?

介護を受ける人はあなたの顔をみていることを忘れないで下さい。

 

今回のまとめは

自宅で介護する際は完璧を追求するより、介助者の笑顔と心の余裕のほうが大切

ということです。

 

次回は一人で頑張らない事についてお話しします。(^_^)